前回の物件案内・内覧の新築一戸建てのご購入を決断されますとココからは実際に売買契約に向けての流れになります。今回は3.購入申込についてご説明します。購入申込のご記入時に住宅ローンの事前審査の申し込みもしますが、こちらは住宅ローン申し込みの項目で説明させて頂きますね。
お家探しからご引っ越しまでの流れ
1.物件(新築一戸建て)を探す
2.物件案内・内覧
3.購入申込
4.住宅ローンの申し込み
5.取引(重要事項説明・不動産売買契約)
6.住宅ローン決済・登記・ご引っ越し
購入する新築一戸建てが見つかれば購入申込みを売主様に提出します。こちらでは、不動産購入申込書(買付証明書)を提出する時に特に注意して頂きたい事を説明します。
補足
不動産会社によっては不動産購入申込書・不動産買付証明書・不動産買付申込書など名称は様々ですが全て不動産を購入する為の申込書で意味合いは同じです
そもそも不動産買付証明書とは?
「本気で購入したい!」と思う物件に巡り会ったら売主様に意思表示をします。これが購入申込です。不動産購入申込書・不動産買付証明書・不動産買付申込書など名称は様々ですがお客様にご記入・押印をして頂き売主様に提出します。この申込みは契約ではありません。「この物件を〇〇円で〇〇の条件で購入します!」って言う意思表示です。売主様がこの申込書の条件で売却を希望すれば正式に売買契約を締結する運びになります。
何を書くの?
①買主様の住所・氏名を記入頂き押印します(認印可)。
②購入物件の概要です。
③希望条件を記入します。希望価格は慎重に検討し決定します。その他の条件には、住宅ローンを使う時は住宅ローン特約を入れます。(「住宅ローンが通ったら購入します」って事)
この不動産買付証明書1枚で売主様は売却するかどうかを判断します。買付証明書を入れた時点ではまだ住宅ローンを組むことが出来るかどうかは分かっていません。当社では買主様の自己資金や住宅ローンの借り入れ可能額・月々の返済可能額・返済年数など一緒に考えながら借入額を算出し買付証明書を記入していきますのでご安心下さい。
売買条件・価格交渉をスムーズに進める為に!
買付証明書はあくまでも買主の意思表示ですので売主様に提出しても、条件交渉に承諾しない時や他の買主から良い条件が提示された場合は、断られることもあります。又売主様の条件に納得いかない時は買主様から断ることもできます。交渉をスムーズに進める為には、自分の希望条件や思いを不動産仲介会社の担当者に率直に話し、よく相談・検討して購入条件を決めることが大切です。条件交渉をする時には、慎重にならないと売買契約に辿り付きません。
補足
・購入希望条件が売主の売出価格とかけ離れている場合、売主は即座に拒否し今後の交渉を受け付けないケースがあります。
・住宅ローンを利用する場合、借入可能かの判断材料として売主に属性をお伝えするケースがあります。
属性とは・・
職業、年収、年齢、家族構成など、審査を受ける人の全情報のことです。クレジットカード審査などにも使われる金融業界用語で、「属性が良ければいくらでも貸せますよ」という感じで言われることがあります。
条件交渉は全て仲介会社の担当者で決まります
本当に大丈夫?
その担当者に任せて・・
お客様の希望を売主様に伝えるのは全て仲介会社の担当者です。買主様が売主様に直接交渉することはありません。売主様は買主様の希望条件に合意してくれるかどうか?いや、条件に合意させれるかどうか?は全て担当者で決まります。不動産仲介会社の担当者が頼りない!信用できない!態度が悪い!横柄!など少しでも気になる所がありましたら担当者を変更して貰うほうが良いかもしれません。実は購入申込・条件交渉から担当営業マンの力量が発揮されます。不動産仲介会社の担当によって価格交渉に差がつくのは事実です。売主様の窓口も全て一人の人間です。
条件交渉は買主様(お客様)の物件に対する「絶対欲しい!」と言う想いや家に対するこだわりをうまく伝えることが出来るかで決まります。
買主様は安く買いたい・・
売主様は高く売りたい・・
この相反する主張を上手く調整し
買主様にとって一番お得な条件で購入できるように交渉します。
だから、僕に【この家が絶対欲しい!】を聞かせてください!物件の事・家族の事・学校の事など・・・条件交渉に少しでも有利になる事を少しでも多く聞かせてください!お客様の思いが売主様に届くように、少しでも条件交渉に乗って下さるように全力投球で交渉致します。
購入申込はキャンセル可能?
購入申込は契約ではありませんので申込を撤回・キャンセルすることが出来ます。キャンセルで法的な拘束はありませんので申込証拠金を支払っている場合は返金されます。又売主様からキャンセルされても法的に損害賠償は出来ないケースが殆どです。ただ申し込み後に広告や募集をストップしたり、又条件交渉や売買契約の準備に入ったりと周りに迷惑をかけてしまいます。売主様への心象も悪くなります。高額な買い物です。じっくり検討したうえで購入申込を行いましょう。